文部科学省いいね!の件について。

さてさて、ずっと皆に共有したかったのですが、なかなか術が無く、実現し得ていなかったことについて書こうと思います。FBでの共有だと、なんか不適だなぁと感じていたので。ブログに感謝。

話は数ヶ月前、2014年2月に遡りますーー

 

毎年この時期に文部科学省による日本の学校法人向けの説明会が行われます。私は現職に入職後、毎年勉強のために参加させていただいています。本当は各大学の事務局長レベル1〜2名のみしか参加でき得ないのですが、役得というか、特殊な職場の恩恵に預かり、勉強させていただいていました。

内容はというと、学校法人の経営にまつわるあらゆる事象について文部科学省の各局長〜課長レベルから説明を受けるって感じです。1日がかりです。はい、長いです。
(※余談※私はこの説明会の休憩時間に、男子トイレの長蛇の列に対して、女子トイレ待ち時間ナシという場に、人生で初めて遭遇しました。男子トイレの長蛇の列を横目に、女子トイレに入る瞬間の優越感はなんとも言い難いですが、ただ、これが意味することも残念です。日本の学校法人の事務方トップは圧倒的に男性社会です)

さて、2014年も例年通り参加したのですが、メインの資料である分っっ厚い冊子の後ろに、さらりと入っていたのがこれでした。
ESD1

!?!?

中身をすぐさま読みました。
(詳細はこちらの文部科学省のサイトへ。全文閲覧可能です)

とても素敵でした。子どもたちが、ゲリラ豪雨への興味を発端に、世界を旅して、仲間を増やしながら、世界が抱える問題について知り、最後はESD (Education for Sustainable Development) について、学ぶというお話です。
ESD2ESD2-2
仕舞には炊飯器からESD仙人なるものが出てきて、世界がつながっていることを、柔らかく伝えてくれます。
ESD3
何より感動なのが、ゲームブックスタイルになっているのです。RPGのように。(厳密には、選択肢は常に次のページかゲームオーバーの2択しかないのですが(笑))

も、文部科学省、やるでねーか!!

と、感激してしまいました。
以前から欧米諸国へ行く度に感じるのは、人々のウィットなユーモアセンス。TEDのプレゼンにしろ、政治家のスピーチにしろ、ふとした時にジョークが飛び、会場に一体感ある笑いが起きる。街にある公的なポスターにも一瞬立ち止まって考えさせるような知的なユーモアを目にすることが少なくありませんでした。

決して日本にユーモアがないとは言いません。落語・漫才・漫画等々のレベルはとても高いと思っています!ただ、公的なものになると非常に堅い。堅いことが悪いとは言いませんし、それで良いこと・得していることももちろんあります。日本は日本の価値観や文化で素晴らしいのですが、ただ、子どもたちに魅力的に映るのかどうかは良くわかりませんでした。子どもたちに伝えねばならないことがちゃんと伝わっているのかどうかーー
それは教育現場でもずっとずっと感じていたことでした。

そんな中での、この冊子!しかも、文部科学省が作成しているのです。文部科学省、いいね!
(今、その他色々と教育委員会の体制についてや学長の権限等についてもめてはいますが、この冊子に関しては・・・いいね!)

実際に小学校や中学校にどれだけ配布されて、どのような反響があったのかは残念ながら追えていないのですが、子どもたちがこの冊子に興味を持って読むことだけは、想像できます。
その中で、全員でなくとも、ひとりふたりの心に残ったら良いなぁ・・・と願います。

もちろん、私も日々の生活のふとした時にESDを意識していきたいと思います。
決してゲームオーバーにならないようにーー
gameover

でも、ゲームオーバーになっても、コンテニューがあります!どんな選択をしても、人生は続きます。

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