進学後の人脈について。

いよいよ、1週間を切り、あと数日で、本当にあと数日で、スタンフォードの学生寮から追い出されます(涙)

昨日、スタンフォードでの最後の授業が終わりました。特にファイナルはない授業なので、その授業をもって終わりになります。外部者が多い夏学期の授業も、最後まで楽しく学び多い時間でした。

ちなみに夏学期は、通常の学部生は皆夏休みなので、学生寮からは追い出され、代わりに短期で外部の方々が、夏の間だけ寮に住み、外部の方も履修可能な授業が開講されています。もちろん院生(特にPhDの学生たち)は、夏の間もラボで研究活動を行わなければならないため、夏もずっとキャンパスにいます。

そのため、夏学期のスタンフォードキャンパスも人が多いものの、いつもとは少し違った雰囲気です。スタンフォードキャンパスを利用した別団体が行う小学生向けのイベントや、中高生たちの合宿等々が広大なキャンパスのあちらこちらで開催されているため、ちびっこたちも自由にキャンパスを駆け回っています。自転車通学の身としては、冷や汗がでること多々あり。


さて、以前から宣言していた最近の人脈について、記録させていただきます。

人脈については受験期進学前のタイミングでも投稿しておりましたが、いよいよ進学後の人脈について触れていきたいと思います。

まずは・・・

どーん
IMG_3053お気づきでしょうか?!

そうです、な、なんと、現国際連合事務総長の潘基文(パン・ギムン)氏です。

実は私の誕生日数日前にスタンフォードへいらっしゃり、講演してくださいました。世界的に超要人にも関わらず、物腰も柔らかく、ましてや聴衆にも近い距離で、接してくださいました。
セキュリティも講演会場へ入場する際、簡単な荷物チェック程度で、わりかし気軽でした。また、事前にチケットを入手していなくても、スタンフォードIDさえ持っていれば、空席分だけ当日券を発行し、入場を許可していました。(もちろん私は事前にチケット予約済みです)

私は入場した際に、本当に何も考えず、友人たちが近くにいて、なおかつ演台に一番近い空席を探し、それがたまたま前から6〜7列目の左端だったので、そこに着席。

そしたら、なんと、そのすぐ左横にある出入口から、なんとパン氏が入退場するとのこと。
入場の際は、ずばり映画に出てきそうな大きなボディーガードとともに、にこやかに手を振りながら入場。

講演自体は、一般公開向けの講演のため用意されているのだろうなと感じる当り障りのない内容で、国連や現在の世界情勢について触れられる程度でした。私のように国連について賛否両論研究している者にとっては、ほんのちょっぴり物足りないですが、それでも、スタンフォードで講演をしていることをしっかり意識され、スタンフォードについてや、シリコンバレー、はたまたサンフランシスコについても講演内容に沿って、時折話に出し、会場をとても盛り上げておりました。そのような気配りが私たち聞いている者にとって、どれだけ嬉しいか。やはり世界的リーダーたるもの、人を魅了することを欠かしません。また、総長自身の生い立ちを直接拝聴することができ、私は感激しました。
スタンフォード進学時は、まさかスタンフォードにいながら、現事務総長から直接話を拝聴するとは思ってもいませんでした。もちろんスタンフォードへ毎年いらっしゃるわけでは決してなく、サンフランシスコ界隈でお仕事がある際に、スタンフォードの韓国出身の教授がお招きし(どうやら現総長と韓国で一緒にお仕事されたことある仲)、お越しくださるようです。

講演終了後は次の仕事のため速やかに去らなければならないにも関わらず、拍手喝采の中、パン氏はゆっくり出口へ歩みつつ、最前列の観客が、手を差し伸べたらとてもフレンドリーに握手されていました。

・・・と、いうことは?!

そうです、先ほど書いたように私の席は、本当にたまたま、出入口のすぐ横。

ドキドキしながら近くにいらした際に、手を差し伸べたら、、、

握手ゲッツ!!!!!!

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

最高の29歳の誕生日プレゼントとなりました。


上記は決して私の「人脈」とは言えませんが(笑)、スタンフォードで知り合う人知り合う人、素晴らしい経歴の方々です。特にPhD(博士課程)の方の研究内容を色々と聞くのが私は好きでした。これは教育に関わらず、経済学、政治学、歴史学、生物学、哲学、化学等々。やはり博士課程在籍者は、奥深いオリジナルな研究を数年かけて行っていくので、そのトピックについての第一人者と言っても過言ではありません。本当に面白いです。

さて、これまでの私の記事であまり書けていなかったのは、こちらでの日本人ネットワーク!

私自身が所属する教育大学院には、日本人学生は本当に私だけなので、授業や日常の範囲内では一切と断言して良いほど、全くもって日本人とも会いませんし、日本語を話すこともありませんでした。
それでも、ローの図書館に行った時や、ビジネススクールの図書館やカフェテリアへ行った時など、ばったり日本人と出くわすこともありました。そういうばったりにとても癒やされていましたし、励みでした。

もちろんスタンフォード日本人会なるサークル(?)もあるため、そのメーリングリストに所属していると色々なイベント・勉強会へのお誘いや、年に数回、大々的なパーティーがあり、日本人同士の交流もありました。

皆さん、それぞれ日本で大活躍されている方なので、本当にお話していて楽しかったですし、面白かったです。スタンフォード女子会(贅沢!!)なるものも参加する度、本当に刺激いっぱいでした。

ところで、スタンフォードにいる日本人というと、私のような「学生」は圧倒的に少なく、ビジティングスカラーという1年間の派遣の方が大多数になります。(詳しい数値は把握していません、あしからず)
どういう派遣かと言うと、「学生」ではなく、「スカラー」としてスタンフォードに在籍し、授業を履修するわけでなく、研究室やデスクで自身の研究をスタンフォードの豊富なリソースを駆使して行うという派遣になります。最後には自身の研究成果をスタンフォードで発表すると聞いています(全員かわかりませんが)。もちろん大企業や政府機関から1年間派遣されてくる方もいれば、実際に日本の大学教授たちが、サバティカルという数年に1度訪れる研究専念期間に(その間は授業を受け持たなくて良いため海外にいてもOK)滞在する方々も多いです。

さらに、日本人会内で圧倒的少数派の「正規学生」の中でも、やはり大企業や省庁から派遣されてくる方々が目立ちます。それでも「正規学生」になるためには、正規の「受験」プロセスを行い、選抜されます(もちろん勤務先についてはSOPでアピールできます)。

正規学生の中でも、派遣学生が多いのは、これまた日本人会特有の特徴でもあります。

他国からの人財は、ビジティングスカラーよりも圧倒的に「正規学生」が多いです。それは企業/組織派遣ではない純粋な「留学生」が多いから。途上国では、国や企業が高額なスタンフォードの学費をサポートするだけの資金力がないのも影響していると思います。

なので、私のように仕事を「辞めて」、自ら奨学金等を得て、資金面でも自身でやりくりするような進学をする日本人は圧倒的に少数派です。(PhDへ進学すると学費は免除され、生活費も保証される学部/研究科も多いです)

ちなみに、他国からの留学生たちと話すと、
『だって、スタンフォードよ?!卒業後には無限の可能性が一気に開くじゃない。自分のキャリアの分岐点にするために進学するのだから、これまで自分がいた世界からレベルアップしなきゃ!』
とのこと。特に途上国からの留学生は異口同音。

もちろん、スタンフォードに進学した日本人たちがレベルアップしていないわけではなく、日本人は圧倒的に所属する組織内でのレベルアップを好むということではないでしょうか。日本だと私のように仕事を辞めての進学は「リスク」と捉えられがちですが(私も何度か日本人の方から「退職しちゃうの/しちゃったの?!」と言われたことがあります)、他国の(もちろんアメリカ含む)方々は、退職してスタンフォードへ進学することは、何も「リスク」ではなく、ハイ・リターンが見込める割の良い投資なのでしょう。特にアメリカ人学生は、皆、政府の教育ローンを組んで、進学します。
私の所属するプログラムも、ブラジル人ひとりを除いて、全員、これまでの華々しい仕事を辞めてスタンフォードへ進学しています。(ちなみにそのブラジル人は、州の教育省勤務。ゆくゆくはブラジル政府の要になるでしょう。人当たりも柔らかく、素晴らしいリーダーになるだろうと容易に想像つきます。)

なので、若者たちの「内向き」が騒がれる日本ですが、私からしたら「内向き」傾向なのは、別に若者だけに限らないじゃん、という感じ。それはきっと日本の一国完結型の文化というか、ビジネスの傾向や組織文化からくる影響なのだろうと思います。なので、まずは私のような「外向き(?といっても、私は日本も大好きです。なので、少し違和感)」の人が、たとえ退職して海外へ進学しても、帰国後に活躍できる場として企業やアカデミアが受け入れる体制を整えて欲しい。そうしてから「グローバル人財」と騒いで欲しい。
ずいぶん変わってきているのかもしれませんが、大企業内での「制度」の変革が目立ち、組織内の実状や、日本人の大多数が勤務する中小企業や、教育機関、はたまたご近所関係等の社会全体では、まだまだ変わっていないよう見受けられます。若者たちだけにプレッシャーを与えるのではなく、今、働き盛りの中年層や政府関係者、自らが「外向き」になっていて欲しいな、と、願う今日この頃です。


また、スタンフォード在学生ということで、スタンフォード外との人脈も一気に広がりました。

春学期は、勉強しつつ積極的に色んな方から話を聞こうと、多方面にアプローチしていきました。知人も「教育」と聞くと、私のことを紹介くださり、NGO代表、世銀関係者(教育分野に限らず)、ユニセフ関係者、ユネスコ関係者、等々。世界各地とスカイプしていました。皆さんお忙しい中、私のためにお時間を割いてくださりました。本当にありがたい限りです。

ちなみに進学前にツイッターで連絡しちゃいました!という憧れの日本の方にも(参照:『人脈について。』)、こちらに来てから日本人の知人を介して、正式にご紹介いただき、連絡をし、スカイプいただきました。教育界では有名な方なので、その前から講演会に足を運んでは、感激していた方です。もちろんその分、大変お忙しく、日本時間8:30から15分間だけのスカイプでしたが、スカイプ中は真摯に対応くださり、大変大変嬉しかったです。貴重なお話を聞けて、私の今後についても色々と示唆くださいました。ちなみにその方はスタンフォード教育大学院で私と全く同じプログラムの卒業生です。私もここを卒業することで、その方と同じ土俵に立つのだと思うと、気が引き締まります。

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以上、やはり長くなってしまいましたが、スタンフォードで1年間過ごした後の私の人脈です。これから進学を考えている方の励みに、少しでもなりましたら、嬉しい限りです。

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