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夢があるということ。

夢とはつまり渇望だ。たとえば砂漠で三日間水を飲めなかった人間が、オアシスを目指して必死に歩くようなものだ。

―小野雅裕 “宇宙を目指して海を渡る”

小野 雅裕 東洋経済新報社 2014-04-25
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by ヨメレバ

いよいよ、最終回となりました。

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このブログを開設して、1年間半、私のスタンフォードでの旅路にお付き合いいただきまして、ありがとうございました。スタンフォードでの学生生活は波乱万丈で、予期せぬ出来事も多々ありましたが、その度に周りに支えられ、ついには最終回を迎えることができました。

この場をお借りして、皆さまに心より御礼申し上げます。

最後ももちろん長文になりますが、お付き合いください。


まず、このブログを通して、たくさんの方と知り合うことができました。ブログを紹介し合ったり、スカイプをして、お互いに情報交換をさせていただいたり。また、スタンフォードへ下見にくる進学希望者たちには、僭越ながら私のブログのことをお伝えさせていただきました。奨学金やGRE対策等、これを見てくださいと言えば事足りたので、何度も同じ話をせずにすみ、ブログを作っておいて良かったと思うことも何度もありました。

そして、最近とても嬉しかったことのご紹介。

スタンフォードをはじめ、海外大学院の進学を希望されている大学生TSくんを知人に紹介され、キャンパス案内を行った後のこと。フェイスブックで私のブログをこのようにご紹介くださりました。

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こんなに嬉しいことを言ってくれました。ありがとうTSくん。

こういう言葉がどれだけ私に勇気を与えてくれたか。

ちなみにCOHOというのはスタンフォードキャンパス内にあるカフェです^^

いっときは辞めようかと思うこともありましたが、こうした縁をくれたこのブログにも、やっぱり感謝です。


最終回に、ちょっと熱く語りたいことがあります。

それは「夢」について。

ときどき、「夢があることが羨ましい」と言われることがあります。

確かに、17の時から私にはブレない「夢」がありました。世間ではよく「夢はかなわないもの、目標は手が届くもの・かなうもの」と言い、だからこそ「夢ではなくて、『目標』という単語を使いなさい」と言います。
ただそれは、到達点との距離感を表しているのだと思います。今でこそ、国際機関の教育分野で働くことが「目標」と言える程度の射程距離範囲内に立っているのかもしれませんが、高校生の私にとって抱き始めた想いは、確実に「夢」でした。「夢」以外、何ものでもありませんでした。

そして同時にそれは、かなうのか全く保証のない長い長い旅路の始まりでした。

最初に引用したように「夢とは渇望」だと痛感します。
自分にとってその「夢」が、常に最優先事項となってしまう。一日一日の日常が、その長い旅路の「過程」になってしまう。だからこそその分、傷ついたこと、傷つけてしまったことだってあります。「犠牲」というと大げさかもしれませんが、「夢」のために諦めたことだって、もちろんあります。

それでも、気が付くと、自然と、「夢」に近づく選択をしてしまうのです。

そんな自分が、ある時、世間の大多数とは少し違うのかもしれない、と気付くきっかけがあり、葛藤したり、悩んだりしてしまうことだってありました。

今でこそ、「夢」の過程で、外から見たら輝かしい成果を出しているように見えるのかもしれませんが、本当に人生、色々ありました。
食べ物が喉を通らない時期だって、人と会えなくなってしまった時だって、電車でただただ泣いていた日々だって、そして、笑顔が消えてしまう期間だって、ありました。私はスタンフォード進学数年前に一度、本気で「夢」を「諦めた」時がありました。

本当です。

その頃は、違う生き方を模索し、ノートにこれからどうしたら良いのか、色々と書き出し、新しい人生設計をたてていました。

それでも、心の底には「夢」がありました。手の届かない「夢」が。

そうして冬眠している間に、少しずつ、少しずつ、時間をかけながら、自分自身で決断をしていきました。
そうこうしていると、幸運にも恵まれ、人生の流れが変わり、導かれるように「夢を抱くこと」が許される環境に戻ってきました。

人生、一度諦めたものがまた目の前に飛び込んできた時、「もう二度と手放したくない」と本気で覚悟をするものです。

その覚悟の下、がむしゃらに勉強をし、今に至ります。

それでも「今」だって、まだ「夢」には到達していません。まだまだ途中です。旅路の「過程」でしかありません。

ただ、ひとつ言えることは、もしこれで「夢半ば」で諦めなくてはならないことが、たとえあったとしても、私は後悔しません。それは、ここまで、がむしゃらに、時に回り道をしながら、それでもまっすぐに自分の道を一歩ずつ一歩ずつ歩んできたから。

ここまで17歳の自分に愚直に生きてきたことが、なんだかもう、誇りです。


さて、それで気になる今後について、です。

実は、スタンフォードを卒業後、日本へ戻ってきました。現在も、都内でこのブログを書いています。

日本の幼児教育・保育業界をリードする企業に、「研究員」として就職しました。

というのも、スタンフォード卒業2ヶ月ほど前、ちょうど今後のことを考えていた時のこと、大変尊敬している先生から「日本へ帰る気はあるのか」と突然、尋ねられました。詳細を聞くと、日本の企業とスタンフォードで共同研究を行う話が出ているが、そのためには日本の企業側にも研究のことがある程度わかっていて、一緒に動ける人が必要になってくる、とのこと。そこで、日本語ができて日本の文化等がわかっている唯一の日本人学生の私に、お声掛けいただいた、という経緯になります。

実を言うと、卒業間近は、やはり途上国の教育政策に携わりたい!という思いが沸き起こっており、色々とそちら方面へもアプローチしようかと考えていた矢先でした。ただし、尊敬している先生とこれからも一緒に仕事ができる、しかも給与をもらいながら研究に励める、と思うと、千載一遇のまたとないチャンスです。

このような縁で導かれるような就職があるとも、ましてや教育に関する研究が比較的少ない日本で、研究員としての就職先があるとは、全くもって思っておらず、驚きました。

人生は良くも悪くも思い通りには行きません、ね!!

日本へ帰って来て、仕事を始めた今、毎日がとても楽しく、充実しています。就職した企業の研究所では、同時にハーバード教育大学院の教授とも共同研究を行うため、ハーバードとの研究も、携わらせていただいています。

毎日が、エキサイティングです!

そして、しっかりとした研究成果を出し、日本の教育にも良いインパクトを与えられるよう精進いたします。

ただ、もちろん、私の「夢」はかわりません。2年程度してこの研究に目処がついたら、南米へ渡り、そして、今度こそ、本当に今度こそ、途上国の教育政策に携わる予定ですっっ!!!

まだまだ、一日一日が、私の旅路の過程です。

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<私と同じように、自分の「夢」を抱いている方々へ>

これは私の持論ですが、「夢」を具体的に思い描いて20年間はまっすぐに夢に向かって進んで良いと思います。というのも、20代半ばになると同世代のスポーツ選手が活躍したり、多方面で同世代のニュースを嫌でも目にするようになってきます。もちろん私も焦ることもありました。ただ、そんな時に自分に言い聞かせていたのは、スポーツ選手は、小学校へあがる7歳くらいに皆だいたいそのスポーツを始め、10年後の17歳頃に才能が認められるようになり、選手生命花盛りは20代後半、だいたい20年後ではないか、と。それであれば、私も本格的に勉強を始め、「夢」を抱いた17歳をスタートとすると、20年後、37歳で花盛りのキャリアを築いていれば良いではないか、と。

そう考えると少し肩の力が抜け、日々に余裕ができた時のことを鮮明に覚えています。

ですので、決して焦らずに、自分のペースで、自分の目標や夢に、一歩ずつ、一歩ずつ、自分の足で歩んでいってください。

急がばまわれ、です。

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最後に、1年間私が愛用したものたちと、寮をバックに。

こんなところに住んでいました。
スタンフォード生活必須の自転車とMacBook Air、学生らしくリュックやフラットシューズ、ウォーターボトル、そして、音楽スピーカー。私の学生生活の必需品たちでした。

今、改めてこの写真を見るとうるうるしてしまいます・・・


以上、長い間、お付き合いいただきまして、誠にありがとうございました。

これにてこのブログを終了いたします。
今後もこのブログは見られるようにしておきますので、少しでもどなたかのお役に立つことを願いつつ・・・

Thank you! Wishing you all the very best.

2015.9.23

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図書館たち。

さてさて、以前お伝えしたように、最近の人脈についてや、6月に訪れたシリコンバレー情報について投稿しようと、色々と温めてはいるのですが、今回はずっと書きたかった図書館について!(長文な予感・・・)

学生の私たちの強い味方である図書館。

スタンフォードには複数の図書館があるのですが、エンジニアリング、ビジネス、ロー、メディカルは日本人が毎年数名はいるので、きっとネットのどこかに情報があるでしょう!ということで、あくまで私が唯一の日本人留学生である教育大学院の図書館や、いつもお世話になっている他の図書館をこれまで撮り貯めた写真とともに、ご紹介します。(最後の最後にアップルペイもご紹介します!)

(さらに…)

てっく(+高等教育)。

現在、ファイナル目前期で、ひたすら勉強勉強勉強の日々です(ブログは気分転換♪)。週末なんて関係なし!むしろ授業がない分、ひたすら勉強に集中できるので、平日以上に勉強しています。あと1週間を乗り越えたら、今学期が終わり、卒業式!私は卒業式後も8月までは授業を履修しますが、年に一度の卒業式には卒業見込み状態で参加することになっています。スタンフォードの卒業式ドキドキ。もちろんたくさん写真を撮ってアップします!

さて、本題の前に最近のプレゼンについて。

ここ2週間で4つのプレゼンをしました(ひー)。そのうちのひとつが日本の高等教育についてでした。
というのも、『Higher Education and Society/高等教育と社会』という授業を履修しており、主にアメリカの高等教育の歴史、ガバナンス、課題、そして未来について、6名のクラスメート+教授と毎週ひたすらディスカッションを繰り広げています。6名という少人数のクラスなので、授業ごとに生徒ひとりずつ高等教育に関する何かをプレゼンすることになっていて、私の番では、テーマは当然『日本の高等教育』でした。10分程度の気楽なプレゼンなので、深堀りはできませんでしたが、前職で得た知識や前職場のアニュアルレポートのデータを駆使して、現在日本の高等教育ではどのような課題があがっているのかを紹介してきました。

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タイトルページ。
テンプレートは、憧れの方の真似です(≧∇≦)

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内容一覧。
矢印の意味が気になる大学教員/職員の方は、ぜひ日本私立大学連盟の『マネジメントサイクル(PDCA)修得研修』へのご応募を(≧∇≦)

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エンディング。
お辞儀顔文字、ウケます。
他のプレゼンの終わりにも入れていましたが、どの授業でも毎回ウケます。
どさくさに紛れて日本文化紹介ということで(笑)

想像以上の先生&クラスメートたちの食付きに、延長の延長の末、質問の対応等も含めると30分以上プレゼンしていました。

いやぁ、やはり自分が詳しい内容をプレゼンするのは爽快ですね!他のクラスでのプレゼンでは、アフガニスタンの平和構築についてだったのですが、明らかに先生の方が詳しいので、タジタジするし、質問も恐怖でしかありませんが、日本の高等教育についてなら、スタンフォードいち詳しい自信があるので(笑)、なんでもこーい!って感じでした。どーん。
あー楽しかった。

ちなみに、この授業、先生が毎回なんと夕食を買ってきて皆で食べながらの授業という(≧∇≦)といっても、午後5〜8時までと3時間(週一回)なので、終わる頃には毎回ヘトヘトです。宿題も半端ではありません。この授業のおかげでリーディングとライティングがものすごく効率よくスピーディになりました。とても楽しい授業でした(労力のわりに3単位しかもらえませんが)。あと1回で終わってしまうのが、本当に悲しい(TOT) そして、私やはり高等教育好きだなぁと実感。

ところで、スタンフォードの高等教育がどうなっているかが気になる方は、私の素敵な先輩のご著書をぜひ!
スタンフォードの学長インタビューから始まり、スタンフォードの歴史、ガバナンス、各デパートメント、日本人学生インタビュー等々、必見の情報が満載です!日本の高等教育関係者の方は必読です。

スタンフォード21世紀を創る大学 [ ヨウコ・ホーン・カワシマ ]

さて、いつものごとく脱線しましたが、前回の『いのべーしょん。』に引き続き、今回は『てっく』=テクノロジーについて!

スタンフォードだからか、シリコンバレー近辺だからか、アメリカの大学だからか、とにかく日々の生活にスマホを媒体にしたテクノロジーが必需品です!今回はそのご紹介^^

1)2-step authentication
大学の学生専用ページにログインする際は、IDと、なが〜いパスワードのみならず、スマホを利用して、2段階式認証システムが求められます。専用のアプリをダウンロードすると、1分毎に変わる6桁の数字が表示され、それを入力しないとログインできません。携帯を忘れると大変(*_*; ちなみに自分が普段使っているパソコンで、キャンパス内のスタンフォード関係者のみ利用できるWIFIを使っていると、2段式認証システムが何回か免れます。でも、しばらくするとまた求められるので、「きたっ!!」って感じで、皆携帯を取り出します。。。(学内には、ビジター用のWIFIもとんでいます)
もちろんスマホを持っていない人用に、毎回テキストメッセージで数字が送られてくる方法や、携帯がない人用の対応もありますが、私の周りは100%スマホなので、他の方法を使っている方は見たことがありません。

2)uber
ウーバー。最近ウェブサイトで日本語表示もされるようになったので、日本にもあるようですが、新しいタクシー形態です。スマホのGPS機能を利用して、自分がいる場所にタクシーが来てくれます。事前登録時にクレジット/デビットカードの情報を登録しているので、乗車時の支払なし、チップもなし、ということで、本当に便利です。値段も通常のタクシーと比べて格安!特に私は車がないので重宝しています。車がある人でも、今日は飲むぞ!という時は、uber使用。ここではuberは動詞です。”Should we uber?”なんて当たり前の会話です。他に競合他社でLyftがあるようですが、使ったことはありません。

3)postmates
ポストメイツ。事前登録型のデリバリー。ありとあらゆるレストラン/お店と提携していて、頼むと、デリバリーの方がピックアップして、これまたGPSの現在地まで届けてくれます。これもクレジット/デビットカード事前登録型なので、その場でのお金のやりとりは一切なし。合計額は、商品代+サービス料+チップ代になりますが、商品代以外の上乗せ分もそこまで高くないので、頻繁に利用しています。今日は徒歩圏内にはないベトナム料理が食べたい!とか、美味しいブランチしたいけど、外出する時間がない!という時など。グローサリーもOKです。私はグローサリーでは使ったことがありませんが、寮生はかなり使っています。本当に便利な時代ですね。アプリも本当に使いやすいです!!
他にも競合他社アプリがたくさん。私のルームメイトはgrabhub派です。もちろんグローサリはGoogle Expressもかなりの利用率です。良くGoogle Express専用車をキャンパス内で見かけます。

4)yelp
ヤェルプ(カタカナ表示わからない(笑))。これは以前オフィスに遊びにいったことを紹介しましたが(参照:『シリコンバレーパワー??』)、アメリカでは絶大の人気の口コミサイトです。レストランのみならず病院やら美容院/スパやら車の修理場やらとにかくなんでも検索できます。日本にも上陸して1年経ちますが、どれくらい普及しているのか気になります。こちらでは、キャンパス内の小さいカフェまで登録されていたりします。

5)spotify
スポティファイ。たぶんまだ日本には上陸していませんが、オンラインでありとあらゆる音楽が聞けます。アメリカ大陸とヨーロッパの国々はほぼ参加しています。アジアはフィリピン、台湾、香港は参加している様子。音楽がプレイリスト化されているので、勉強に集中したい時など、FOCUSというプレイリストを選択したり、歌詞のないジャズだったり、クラシックだったりその日の気分に合わせて高頻度で利用中です。もちろん最近のトップリストも聞けます。私はFacebook経由で登録しているので、その時友達たちがどんな音楽聞いているのかがわかったり面白いです(私は秘密主義(笑)なので、オープンにしない設定にしていますが)。

6)ハードウェアはマック(アップル)
私の周りでは85~90%は皆マックです。私はMacBook Airですが、Proも半々くらいでしょうか。ただ、これはあくまで文系で、エンジニアリング側のキャンパスへ行くとWindows/Linux率が上がります。皆、Windowsのみに対応しているアプリケーションでプログラミングをしなければならないからの模様。それでもなんとかハードはマックを使い、ソフトをWindowsと切り替えている学生もいます。

7)java
これは私についてになりますが、実は先学期スタンフォードで一番受講率の高いと言われるプログラミングの授業(CS106a)を履修しました。言語はjava。全くもって初めてでしたが、本当に面白かった。10週間後にはなんと簡易版Facebookを0から作ったりしていました。プログラミングとテクノロジーの可能性を痛感した10週間でした。
ちなみにこの授業、毎学期提供されていますが、毎学期700名くらい受講します(Computer Science分野の大学院レベルの初歩クラスとなっていますが、履修生は学部生がほとんどです)。私の学期では、全く同じ授業が午前/午後と、約300名/400名と分かれていました。ただ、この授業、CSということだけあって、もちろん全ての講義がネット配信されます。履修中の学生にしか見られませんが、教室に行かなくてOKです。教授に直接質問したい学生や、時間割通りに授業を受けたい学生は毎回教室に顔を出していたようですが、私もときどき以外は全てオンラインで講義を受けました。オンラインだと好きな時に、好きな速度で、何度でも見られるので、本当に役立ちました。特に特定の技術を教わる箇所は何度もリピート再生です。それ以外の説明箇所は1.6倍速とかにして聞いていました。スタンフォードの学生以外にはオープンではないので、今流行りのMOOCsとは違いますが、私にとって、次世代型の授業でした。ちなみにスタンフォード工学系ではかなりの授業数が履修生向けにオンライン化されている様です。(残念ながら文系授業では聞いたことがありません。たぶんディスカッションが授業のメインになるからオンライン化はできないのかも。)
ただ、その分、教授たちの教授方法も録画されていることを意識してかなり研究されていますし、講義も既にパフォーマンスの域でした。ちなみに私が履修したjavaの先生は、私よりも年下で、25才くらいなのですが、この授業をかなり改革して、スタンフォード内では有名な方の様です。いやぁ、ものすごい方でした。これ以上はプログラミングは深堀りしませんが、スタンフォードでのプログラミングの経験、一生ものになりそうです。

もちろん、授業以外にはTA(ティーチング・アシスタント)と学生10名程度の小さいセッションが毎週1時間あり、セッション以外でもTAとは毎週20分は1対1で会って、課題に対するフィードバックの時間は必須でした。大人数での講義授業だけで終わらないのが、アメリカの高等教育です。

※以前TVで拝聴したSteve Jobsのインタビューで、ジョブス氏が『これからの時代、全員、どこかのタイミングでプログラミングを学ぶべきだ』と主張していたのが履修するきっかけになりました。教育大学院、ビジネススクール、バイオ系の大学院生も多数履修しています。今は◯◯テック会社が流行っていますものね。教育で言えば、エドテック。シリコンバレーにも多いです。

以上、メカ女の私がずっと温めていた投稿でした〜!m(_ _)m

本屋での出会いについて。

今日は本屋に行きました。受験勉強が終わった途端、すごい勢いで本を読みまくっています。本を直感で大人買いできるようになったのは、社会人の醍醐味です。もう少ししたら「給料」がしばらくなくなってしまうので、今のうちに自分に投資しようと思っています。

さて、時間がある時に本屋をゆっくり隅から隅まで歩くことはとても贅沢だと思っています。たくさんの出会いがあるから。
特に私にとって素敵な本に出会いやすい本屋とそうでない本屋があります。きっと出会いやすい本屋のコンセプトと私の価値観がフィットしているのだと思います。

出会いやすい本屋で、本日も素敵な出会いがありました。

『世界を巻き込む。』中村俊裕、ダイヤモンド社、2014

中村 俊裕 ダイヤモンド社 2014-02-28
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by ヨメレバ


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というのも、帯に「国連」や「スタンフォード大発ベンチャー」という今の私にとってのキーワードが記載されており、目に飛び込んできたからです。

恥ずかしながら、今日の今日まで中村俊裕氏やコペルニクのことを存じ上げていませんでした。
ただ、「今」知れて良かった。そう思います。

ちなみにご著書は一気に読んでしまいました。
ご著書に紹介されていた「See-D contest」に友人が関わっており、なんだかこれまでもつながりがあったのだなぁと嬉しくなります。その友人にスタンフォードを合格を伝えた瞬間にd.schoolが身近にある環境を羨ましがられたりしていました。(実はこれまたその時初めてd.schoolについて知りました^^;お恥ずかしい限り)あと、受験時代にお世話になった方が関わっているAcumenのことも言及されていました。
その後インターネットでググッていると、中村さんをインタビューした記事のインタビュアーが受験時代に話を聞いた方のうちのひとり(参照『人脈について。』)でした。

自分なりに行動を起こし築いてきた人脈や情報が、目指している方向にちゃんと構築されいたことを実感します。嬉しいです。私もその目指すフィールドの一部分を担えるようになりたい。
改めて、そう強く感じました。

さて、「世界を巻き込む。」の中に、トップダウン型とボトムアップ型について、かなり言及されていました。中村さんは国連時代のトップダウン型の重要性を説きつつも、その限界を記しています。そしてボトムアップ型を意識したコペルニクを創設しました。

以前から思っているのですが、私は絶対にトップダウン型もボトムアップ型も双方がなければならないと思っています。双方ともに大変重要です。
トップダウン型を批判する人は国連のような国際機関に対して嫌悪感を抱きます。その気持ちもわからなくはありません。ただ、トップダウン型の組織だからこそ与えられるインパクトがあり、また、そのような組織に所属できるのは誰にでもできることではありません。私の現職は、日本の教育に関して文部科学省を筆頭にしたトップダウン型ピラミッドの比較的にトップ層に位置していると認識しています。だからこそ、感じる葛藤やもどかしさもありますが、それ以上に醍醐味がありました。普段は決して話しを直接聞けないような方々に名前を覚えてもらえる環境でした。私が直接行った仕事が、小さな一部となって実際に日本の教育政策に影響を与えていました。ワクワクしました。だからこそ、今の私は、ひとまずトップダウン型の国際的な組織を目指します。

そして、経験を積んでいく中で、何か新しい気持ちが芽生えたらその時はその時で考えようと思います。

私が関わる“教育政策”の究極のボトムアップアプローチ手法は公立小学校の「先生になる」ことだと思っています。先生になり、目の前の生徒たち、保護者、先生、コミュニティーと接し、影響を与える。そして生徒を筆頭にそこに関わる人々が世に羽ばたき、世にインパクトを与えていく。だからこそ、「先生」という職業は子どもたちの成長過程において、強烈な存在なのです。
(「学校」がなければ、先生にもなれないではないか、という議論も聞こえてきそうですが、「学校」はやはりピラミッド上の「先生」より少し上位に位置すると考えます。関わる関係者も地方自治体とか上位層になってきますし。じゃあ、学校へ通えない子へはどうアプローチするのか、これは私にとっても難しい問題です。そこはもはや「教育」だけの観点では解決できないあらゆる諸問題が関わっていると思うので。そのためにも信頼できて決断できる各分野のリーダーがボトム層から育っていくことが大事だと思います。それを助長できるのが「先生」ではないでしょうか。)
今はまだ時期尚早ですが、いつか自分自身の「夢」への挑戦を終えた時、もしくは休憩した時等、いつの日か私も小学校の先生をやりたいと思っています。そのため実は小学校の教員免許も大学卒業後に文部科学省の教員資格認定試験でこっそり取得していました。(仕事しながらなので、2年かかりましたが^^;。せっかくなので、いづれ認定試験対策についても記載します)

なんだか長文になってしまいましたが、今日は本屋に感謝。
そしてせっかく「メカ女」(参照『シリコンパレーパワー??』)な私。新しいテクノロジーに対する好奇心も強いので、スタンフォードへ進学後は、d.schoolもそうですが、シリコンパレーの恩恵にあずかろうと思います。あくまで私レベルの視点になりますが、現地からテクノロジー関連の情報もお届けできればと思います^^

受験(GRE)について。

うーむ、GREは本当にキツイです。VerbalとWritingは、特に。大した点はとれませんでしたが、一応私が行った対策を記します。
まず、予備校の無料体験講座に参加してみました。確か大学院出願の1年半前くらいです。
そこでGREのテストの構成や特徴を、初めて知り、学び多い時間でした。
が、私は大学受験の時からそうですが、周りとペースを合わせながら授業を受けるのはあまり好きではなく、1人で勉強する方が性に合います。なので、速攻で大型書店へ行き、大量のGRE対策本を購入しました。
日本人向けに日本語で出版されているものもありましたが、トップレベルの大学院を受験するのであれば、相手は日本人ではなく、世界中の学生だ!と意気込み、洋書セクションにある現地で発行されているものを手にとり、自分が勉強に取り組みやすそうなものを複数購入。とにかく単語に焦点を当てていたので、単語対策本をメインに3冊買ったのですが、洋書なので、これだけで1万円オーバー。ひー、と思いながらも、予備校の費用に比べたら雀の涙。迷わず購入。

※ただ、洋書の対策本を購入したのが良かったのかどうか、今でもわかりません。GREは受けてみて痛感しましたが、これは本当に英語が第1言語でない人が受けるものではありません。TOEFLとは別次元でした。

あとは、ひたすらノートに単語を書き続けました。洋書なので、意味は全て英語で書かれているので、より頭に残そうと、和訳も辞書で調べノートに書いていきました。それこそ出勤前の1時間をカフェだったり、昼休みの1時間だったり、出張の新幹線の中だったり・・・。あらゆるとこに単語対策本とノートを持ち運びました。
休日は長時間カフェに居座り、大型の対策本を持って行き、Writingの練習をしてみたり・・・。

そんな生活が5ヶ月くらいが過ぎた時、正直焦っていました。単語はきりがなく、しかもICU受験のための高3の頃より、明らかに頭に入ってきていませんでした。やはり仕事をしながらだと、日々頭をよぎることが多すぎて、単語の記憶の優先順位が明らかに低かったのでしょう。まだGRE試験そのものを受けてはいませんでしたが、これではまずいと思っていました。。。

そうこうしているうちに素晴らしい出会いがありました。

ハーバード教育大学院修士課程の卒業生で今は日本に帰国されている方と、知人を通してお会いすることができました!(人脈についても、別途掲載します。)社会人受験生はかなり孤独です。なので、ここぞとばかりに色々と聞いてみました。もちろんGREの勉強に悩んでいることも。これが本当に幸いしました。すごい秘訣を教えていただき、ここから私のGREの勉強が、ぐん!と飛躍します。

秘訣はiKnow!というウェブサイトでした。

オンライン上の英単語の学習サイトです。なんとしっかりGRE対策コースもあります。しかも、値段も1ヶ月1000円程度。ちょうど6ヶ月のキャンペーン中だったので、私は600円/月×6ヶ月の契約をしました。

※後日談※
iKnow!はDMM英会話と連携し、会員になればiKnowがなんと、無料。スピーキングの練習もできてこれは使わない手はないですね。今の時代が羨ましい・・・

この時からあれだけ苦労していたGREの単語が、面白いくらいに短時間で頭に入ってくるようになりました。
しかもスマホアプリとも連動しているので、出張中はアプリで。自宅ではパソコンで、と重い参考書の持ち運びからも解放されました!そして、10分程度の時間に楽しく効率よく勉強できるので、就寝前とかにも勉強できるようになりました。

いやぁ〜、やっぱり人に相談することって大事ですね!!

その勉強を4〜5ヶ月続けた頃、単語はずいぶん良くなったので、じゃあついに本番の試験を!と、意気込み受験しました!

が、結果は、Verbalは散々。Writingも。数学セクションは、まぁ予想通りOK、と言ったところでしょうか。(ちなみに数学はずっと得意科目だったので、特に対策はしませんでした。しいて言えば、数学に関する英単語を覚えたことくらい。)全体的には、ギリギリ足切りにならないくらい?!いや、なっているかも・・・。というレベル。

ほぼ1年勉強して、これだったので、なんか、もう、諦めました(笑)
やっぱり社会人しながらスタンフォードやハーバードなんて無謀なのかしら、なんて言い聞かせながら。
ちなみに、前述したハーバードの卒業生の方は、私とは生い立ちや就職先からして別世界でとても優秀な方ですので、GREも高スコアをお持ちのようでした。やっぱりこうゆう人が行く学校なんだよなぁ、と本気で思いました。

ただ、iKnow!の契約もあと少しだけあるから、せっかくだから、もう1度だけ受験しようと決めました。

特に、新たな対策はせず、iKnow!で同じように勉強をして、少しWritingの勉強もして、という程度です。というのも、仕事が繁忙期で出張に追われる毎日だったので。これが精一杯でした。

そうして受けた2度目。

うーん、ほぼ横ばい。せめてもの救いが、Verbalの点数上昇。受けた方はわかると思いますが、自分が上位何%にいるかがわかるpercentileが多少上がっていました。でも、その分、数学が落ち、Writingは変わらず。
正直に言うと、Verbalと数学セクションを足して310ギリギリってとこです(2011以降のRevised GRE)。やっぱり足切りになるかならないかの領域。はぁ。

まぁ、でも、社会人でここまで良くやった!GREが必要のない有名教育大学院もけっこう多いし!と、自分で自分を励ましていました。

これが、2013年の初秋です。

この頃には国内での奨学金選考が始まっており、出願もしていたので、GREの点数も記載。自信はもちろんありません。そんな日々でした。

その頃に出会った北川智子氏の『世界基準で夢をかなえる私の勉強法』。

北川 智子 幻冬舎 2013-02-14
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北川さんでもGREで苦戦し、諦めた、という言葉に励まされ、私だけじゃなかったんだ、と勇気をもらいました。
やはり社会人をしながらの大学院受験は孤独との戦いです。周りに同じ分野で同じとこを目指すレベルの知り合いはもちろんいませんでしたし、職場にも内緒での対策。時にはこうゆう先駆者の本やブログを読んだり、講演会に行き、自分を鼓舞していました。

そして、その点数で堂々と出願し、スタンフォード合格です!

ただ、他の合格者がどのくらいの点数をとっているのかは全く謎なので、自分の点数が相対的にどのくらいのレベルなのかは、まだわからないのが事実です^^;